スキューバダイビングの基本情報

知っておきたい! ダイビング用語

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スキューバダイビングの勉強を始めると、多くの用語があることに驚く人も多いんです。そこで今回は、項目ごとに重要な用語を詳しく解説していきますね!

ダイビングの器材の用語

・マスク
ダイビング用の水中メガネのことで、水泳で使うゴーグルとは異なり、鼻まで隠れるものを使います。

・シュノーケル
主に水面を移動する際に使われる器材のこと。口でくわえる箇所がマウスピースになっており、そこから水面に空気が出る管が取り付けられています。

・フィン
いわゆる足ヒレのことで、ゴム、プラスチック、ウレタン、混合タイプがあります。

・レギュレーター
水中で呼吸をするために必要な器材のことで、タンクに付ける「ファーストステージ」、人が加える「セカンドステージ」、ファーストステージとセカンドステージを結ぶ「中圧ホース」の3つからなります。

・ウェイト
鉛でできた重りのことで、ウェットスーツの浮力を相殺して水中に沈むために使います。

・コンパス
方位磁石のことです。水中で自分がいる位置を知るために使います。

・残圧計
タンク内にある空気の圧力を測定するための計器のことです。

・深度計
いわゆる水深計のことで、ダイビング中の深度を測定するための計器です。

・オクトパス
緊急の際に使う予備のレギュレーターのことです。

・BCD
BCDとは、浮力調節装置の意味で、現在はジャケットタイプが主流となっています。

ダイビングするときの用語

・アセント
アセントは浮上という意味。ダイビングの際に浮上する位置のことを意味します。

・アームスパン
両手を広げた幅のことです。

・ジャックナイフ
体を腰から曲げた状態になることで、足の重みによって頭から潜降していくダイビングスタイルのことです。

・耳抜き
耳管から空気を送ることで不快感を取り除くテクニックのこと。

・フィンキック
潜降するときに足から落ちていくテクニックのことです。

・マスクスクイズ
マスクと顔の間にできた空間で圧平衡ができない場合に顔に痛みを感じること。

・エキジット
ダイビング終了して水中から陸上などに上がること。

・ドリフトダイビング
舟をアンカーなどで固定せずに海に入った場所とは違う場所で浮上すること。

・あおり足
足を左右に動かして蹴るフィンワークのことです。

・安全停止
減圧症の予防と水面の安全を確認するため、浮上の際に一時停止を行うことです。

ダイビング講習のときの用語

  • Cカード……ダイビング講習終了の認定証。
  • OD……Ocean Diverの略で、最初に取得するダイビングライセンス。
  • SDC……「スキルディベロップメントコース」の意味。特殊な地域で安全に潜る為に、事前に必要な知識と技術を習得するためのコースのこと。
  • 海洋実習……実際に海で行う講習。
  • C.P.R.……心肺蘇生法のこと。
  • 着底禁止……自然環境保護のため、海底に足をつけたり構造物につかまったりするのを禁止すること。

緊急事態の用語

・スクイズ
水圧によって引っ張られたり押しつぶされたりすること。

・緊急スイミングアセント
オクトパスブリージングが出来なくなった場合に、肺に残っている空気によって浮上する方法のこと。

・窒素酔い
大量に体内に取り込まれた窒素の影響で思考力や判断力低下、おかしな行動をとるなどの症状が表れること。

・低体温症(ハイポサーミア)
体温が通常よりも遥かに下がってしまうこと。手足の麻痺、言語障害、意識不明などの症状が出る場合も。

・バディーブリージング
バディのエアーがなくなったときに、もう一方のバディのレギュレーターで交互に呼吸をすること。

・リバースブロック
浮上する際の耳抜きが上手くできなかった場合などに起こる症状で、目眩や嘔吐、耳痛などの症状が出ることも。

・オクトパスブリージング
エアー切れの際にバディのオクトパスを使って呼吸をしながら浮上する方法のこと。

・スノーケルクリア
スノーケルに入った水を出すこと。

・マスククリア
マスクに入った水を出すこと。

・レギュレータクリア
セカンドステージ内に入った水を出す方法のこと。

ダイビング講習を受ける時や、実際にダイビングツアーに参加するときには、事前に用語の見直しをしておくようにしてくださいね。

投稿者プロフィール

赤木和義
赤木和義
1979年生まれ。福岡県出身。18歳でダイビングライセンスを取得。2002年からインストラクターとして活動。今までに初級、中級ライセンスの発行人数は1000名を越す。