
初心者は「OW(18mまで)」を目指せばOK
まずは目標がこれ: 初心者は「講習で学ぶ → 18mまで潜れるオープンウォーター(初級Cカード)」を目指せばOK。指導団体ごとの差は小さく、続けやすさがいちばん大切です。
所要期間は目安でOK: 最短2〜3日+週末1回(例)。学科 → プール → 海洋の3ステップで安全に進めます。 ※当スクールは自社拠点ロハスタで移動・準備もスムーズ。
費用の目安: 講習・教材・海洋実習で約5万円前後。器材はレンタルから始められ、継続する場合は購入をご案内します。
「憧れの趣味」として常に上位に挙げられるスキューバダイビング。
その最大の魅力は、日常では決して味わえない世界に身を置けることです。
たとえば、透き通る青い海に包まれる感覚。
また、色鮮やかな熱帯魚やサンゴ礁に囲まれる癒しのひととき。
さらには、沈船や海底遺跡を巡る冒険心をくすぐる体験もあります。
語り始めれば、尽きることはありません。
スキューバダイビングをやってみたい!始めてみたい!と思っている人は非常に多いのですが、その割には実際にライセンスを取得している方は少ないように思います。
「何か難しそう」とか「大変そうだし、安全面とか大丈夫かな?」とか、「費用が高そう!」「自分にできるかが不安」等、ダイビングをやったことがない方には色々とわからないことが多く、なかなか一歩を踏み出せない方が多くいる印象です。
そこで、ダイビングインストラクターとして長年この業界で仕事をしてきた著者が、ダイビングをまだやったことがない初心者向けに
「ダイビングライセンス(Cカード)を取得する前に必ず知っておきたい8つのポイント」
をご紹介します。
目次 この記事でわかること 全8項目

Q1. ダイビングライセンスって何?

Q1-1. ダイビングライセンス(Cカード)って何?
Cカードとは: ダイビング講習を修了した証明書「Certificate Card」の略で、Cカードと言います。
提示が実質必須: タンクレンタルやガイド付きダイブ参加などで提示が求められます。
有効期限: カード自体は期限なし。ただし長期間潜らない場合はリフレッシュ講習を推奨します。
潜れる範囲: 初級(オープンウォーター)で最大18mが一般的。中級のアドバンスで活動範囲が広がります。
体験ダイビングとの違い: 体験ダイビングは短時間・浅場(5〜6m・20分程度)で、お試し程度です。
スキューバダイビングを始めるには2つの選択肢があります。体験ダイビングをするかダイビングライセンスを取得するかです。体験ダイビングとは、「スキューバダイビングを全くやったことのない人」がライセンスを取得する前にお試しで潜ってみる「体験プログラム」的な要素を含むダイビングのことを言います。
体験ダイビングって?
「趣味としてダイビングを始めてみたいけど、ちょっとどんなものか試してみたいな~」という方におすすめです。ただ、体験ダイビングは講習会で専門的な技術や知識を習っているわけではないので、水深は5-6mまでで、時間もお店によりますが平均的に20分程度(ライセンスを持っている方は40分程度)と短時間になります。
近年は非常に優れた「安全を考慮したダイビング器材」が登場し、ライセンスのカリキュラムも見直され「泳ぎが苦手な方」や「体力に自信がない方」でも短期間で楽にダイビングライセンスが取得できるようになりました。
CHECK!ここポイント!
講習費の低価格化もあり、体験ダイビングをやらずにダイレクトに「ダイビングライセンス」を取得する方が増えてきています。体験ダイビングは何度経験しても正式なライセンスにアップグレードできません。しかし、ダイビングライセンスを一度取得してしまえばライセンス自体に有効期限がない為、一生涯にわたって世界中のダイビングポイントでダイビングが楽しめるのです。

「ダイビングライセンス」とは一体どのようなものなのでしょうか。
スキューバダイビングは、よく自動車の運転に似ていると言われます。
たとえば、自動車の免許を取得しても、その後に運転をしなければペーパードライバーになってしまいますよね。
それと同じように、ダイビングもライセンスを取得しただけでは十分とはいえません。
だからこそ、定期的に潜ることでスキルを維持し、安全に楽しみ続けることが大切なのです。
ダイビングもライセンスを取得後に、期間を空けず定期的な練習をしないと「ペーパーダイバー」になってしまうと言われます。 また、ダイビング器材も「操作自体はシンプルだが慣れるのには経験が必要」という意味で、自動車の運転と性質が似ています。
ただし決定的な違いは、自動車は運転するのに「免許」が必ず必要です。これに対しダイビングライセンスは「免許」ではなく正式には 「Cカード」と呼ばれます。「Cカード」とは「Certificate(認定証)」の略称です。
ダイビングライセンスはあくまでも「講習を受けて終了したことを証明するカード」でしかなく、 「ダイビングライセンスを取得しないとダイビングができない」という法律はないのです。

ダイビングライセンスと運転免許の違い
自動車は免許を取得しないと法律上運転することができませんが、厳密に言えばスキューバダイビングはライセンスを取得しなくても法律上ダイビングをしても問題ありません。
しかし、潜水事故を防ぐための安全対策や密漁などの防犯上の観点などから、 ライセンスを取得していない人にはエアータンク(水中で呼吸をするために空気を圧縮して詰め込んでいる 大きなシリンダーのような容器で、一般の方には「ボンベ」と言った方がイメージしやすいでしょう) を貸し出さないという、業界全体の自主規制のようなものがあります。
そのため、法律で禁止されているわけではないものの、 実質的にはライセンスを取得しないとダイビングができない仕組みになっているのです。
Q1-2.ライセンス指導団体の種類や違いは?
答え: 初級〜中級では団体ごとの差は小さく、通いやすさ・続けやすさを基準に選べばOKです。
当スクール: NAUI中心で運営し、安全性と楽しさの両立を重視しています。
他団体: PADI・BSAC・SSI・CMAS も世界で通用するCカードを発行しています。
ポイント: 団体よりも講習の質やフォロー体制が、継続のカギになります。
ダイビングライセンスには発行している指導団体というものが存在します。指導団体の活動内容は主にスキューバダイビングを広げるための啓蒙活動やダイバーの指導育成、ライセンスカードの発行、教科書作成などがあります。
ダイビングの指導団体は、大小合わせると非常にたくさん存在していますが、日本だけでしか通用しない団体などもあり、注意が必要です。今回は世界中のダイビングスポットで通用する、Cカード協議会(レジャーダイビング認定カード普及協議会ーCカード協議会のHP参照)に加盟している代表的な指導団体を5つ紹介させていただきます。

○主要な5つの指導団体
この5つの団体の中で「どの団体のライセンスを取得すると有利なのか?」と考える必要はありません。長年この業界で働いてきていますが、インストラクターにならない限り、指導団体の違いで有利、不利が発生することはありません。特に以下に挙げる5つの指導団体のライセンスを取得していれば、潜れる水深や時間などの制約も基本的には同じで、ライセンスのランクによる団体の差もありません。
どの団体のライセンスを取得してもダイビングをさせてもらえないと言う事はありません(しかし個人的なスキル不足で断られる場合はあります)。ライセンス取得後のみなさんを水中へお連れするインストラクターは、指導団体によって対応を変えることはなく、ライセンスのランク(レベル)や過去の経験値を基に潜るポイントを決定します。よって以下に紹介する指導団体の情報は、あくまでも参考程度にご覧ください。
① NAUI JAPAN ナウイジャパン
URL https://www.naui.co.jp
1955年にアル・ティルマン氏によって、インストラクターコースが開催されたのが始まりとされています。この事がのち1960年に開催された「第1回NAUI ICC(Instructor Certification Course)の開催に繋がり、たくさんのインストラクターが輩出されるきっかけとなりました。
正式名称は「National Association of Underwater Instructors)」と言います。1970年に日本で第1回NAUI ITC(Instructor Training Course)が開催され、NAUI JAPANが設立されました。(参考ページ:ブルーアース21都立大が採用するNAUIとは)
② PADI JAPAN (正式名称 PADIアジア・パシフィック・ジャパン)パディ ジャパン
URL https://www.padi.co.jp
本部はアメリカ合衆国カリフォルニア州にある「PADI(Professional Association of Diving Instructors)パディ」で、1966年に創設された団体です。日本に入ってきたのは1970年にPADI潜水指導協会として設立され、1982年にPADIインターナショナル・ジャパンを経て2014年に現在のPADIアジア・パシフィック・ジャパンとなりました。
③ SSI JAPAN エスエスアイ ジャパン
URL https://www.divessi.com/ja-IC/home/
1970年にアメリカで設立された指導団体。インストラクターの高い品質を維持するために、インストラクターの個人活動を禁止し、必ずショップに所属するという方法をとっている、他団体には無い特徴を持った団体です。
④ BSAC JAPAN ビーエスエーシー ジャパン
URL http://www.bsac.co.jp
1953年にイギリスのロンドンで発足された、世界最古の指導団体です。正式名称は「The British Sub Aqua Club(ブリティッシュサブアクアクラブ)」といい、現在の総裁はウィリアム王子で、過去にはチャールズ皇太子やエディンバラ公も総裁を経験されています。
1987に BSACインターナショナルが発足されたのを機に「BSAC JAPAN」が設立されました。
⑤ CMAS クマス
URL http://www.jeff-c.com
1959年にフランスで設立された国際NGO。小さなダイビング指導機関の連合体です。正式名称はフランス語で「Confederation Mondiale des Activites Subaquatares」と言います。
CMASと日本の関係は、1985年に日本のJCIAが加盟をしたのが始まりです。
Q1-3.初心者はどのライセンスを目指せばいい?
答え: 最初の目標はオープンウォーターダイバー(初級Cカード)です。
潜水範囲: 最大18mまでの潜水が可能になります。
講習内容: 主要な指導団体は共通カリキュラムを採用しており、基礎的な安全スキルをしっかり習得できます。
次のステップ: さらに興味が湧いたら、中級ライセンスにもチャレンジしてみましょう。
指導団体の違いがわかったら、あとはライセンスの種類を知る事が重要です。ライセンスの名前は指導団体によって違うので、分かりやすく比較表を作りました。ここでは日本国内で特に発行枚数の多い3団体に絞って紹介させていただきます。
初級ライセンス(ダイビングをやった事がない人が、まず初めに取得するライセンス)
特徴
3団体全てのライセンスが18m以内なのがわかると思います。しかし、水深以外の記述に関しては、 ダイビングを経験した事がない方には「どんな体験ができるの?」「あの雑誌に載っている海には行けるの?」 と疑問が湧いてきそうですね。そこで、具体的にどういったダイビングができるのかを解説していきます。まずダイビングスタイルですが、基本的にはビーチダイビングが主流となります。 ビーチダイビングとは、陸上で器材のセッティングを行ない装着し、歩いて海へ入る方法です。 要はボートを使わないダイビングです。
初級のライセンス講習会では、各団体共にボートダイビングの潜り方についての講習は十分ではありません。 そのため、講習で学んだ範囲を超える内容となってしまいます。 関東のダイバーが日頃利用する伊豆のボートダイビングポイントは、 水深が深く流れが強く発生するポイントが多く、 中級のライセンスを取得しないと受け付けてくれない場合があります。
それに比べ、ビーチポイントは水深が浅めで流れが発生しにくい場所が多く、 初心者向けとされているのです。
しかし、絶対にボートダイビングが出来ないわけではありません。沖縄や南国ではボートダイビングが可能な場合があります。 沖縄や南国リゾートは遠浅の海が多い為、ビーチエントリーでは十分な水深が取れず、かなり沖合までの距離を水面移動しなければいけません。
その為ボートでの注意点をしっかりレクチャーしてもらい、浅めで流れのないポイントであればボートダイビングが可能です。
次に時間帯です。初級ダイバーの方は明るい時間帯の日中のダイビングに限られています。これもビーチダイビングと同じで、初級ライセンスコースでは夜間のダイビング方法を習いません。中級のナイトダイビング講習会を受講してから参加するようにしましょう。
また、「ケーブ(洞窟)ダイビング」や「レック(沈船)ダイビング」には一定の制限があります。 特に、水中ライトがなければ見えないような暗い洞窟や沈船内部の探検は中級向けとされています。 しかし、外から光が入り明るい環境であれば、比較的内部が広いポイントに限って潜れる場合もあります。 つまり、安全を確保できる範囲で段階的に楽しめるということです。
Q1-4.中級や上級ダイバーになると何ができるようになるの?
答え: アドバンス → マスターダイバー → ダイブマスターと進むにつれ、 潜れる環境や担える役割が段階的に広がっていきます。
アドバンス: 水深30m前後まで潜水可能。 中性浮力・ナビゲーション・ナイトダイビングなど、応用スキルを習得します。
マスターダイバー: 複数のスペシャルティやレスキューダイバーを経験し、 「遊びの上級者」として自立した安全なダイビングができるレベルです。
ダイブマスター: プロレベルへの入口。 インストラクターを補助したり、ガイドとしてゲストをリードできるようになります。
スキューバダイビングのライセンスにはランクがあり、講習会を受講すれば中級ランク、上級ランク、プロライセンスとステップアップすることができます。(参考ページ:ダイビングライセンスの種類(ランク)について)
中級ライセンス
NAUIアドバンスダイバー

PADIアドバンスダイバー

BSACスポーツダイバー

中級ライセンスを取得すると、潜れる水深がさらに深くなります。
各指導団体によって多少の違いはありますが、一般的には30m程度まで潜ることが可能です。
また、中級ライセンスの講習には「ボートダイビング」「ディープダイビング」「ナイトダイビング」などが含まれている場合が多くあります。
そのため、ライセンス取得後の楽しみ方は一気に広がります。
たとえば、ボートで沖合いまで移動し、大物の魚と遭遇するダイナミックなダイビング。
さらに、ナイトダイビングでは神秘的な夜の海を体験できます。
そして、洞窟や沈船、遺跡への冒険など、よりスケールの大きな世界に挑戦することも可能になります。
だからこそ、中級ライセンスは「ダイビングの幅を広げるステップ」といえるのです。(参考ページ:中級のアドバンスダイバーとは?)
上級ライセンス
NAUIマスターダイバー

PADIマスタースクーバダイバー

BSACダイブリーダー

趣味でダイビングを行うことを「ファンダイビング」や「レクリエーショナルダイビング」と言いますが、このレクリエーショナルダイビングを行う人たちが持つ最高ランクのライセンスを「上級ライセンス」と言います。
上級ライセンスのランク名は指導団体によって多少違いますが、いろんなダイビングを経験し、マスターしてきたダイバーという意味を込めて「マスター」という言葉が入る場合が多いです。
BSACは「リーダーシップコースの入り口」という観点から「ダイブリーダー」という名称がつけられています。
コースの受講条件や内容は、指導団体によって多少の違いがあります。
ただし、基本的な目的はどの団体でも大きく変わりません。
学科では、これまでに学んだ知識の復習と応用を行います。
そのため、より実践的な判断力が身につきます。
また、スキル面ではセーフティーダイバーとしての役割を理解し、安全管理への意識が高まります。
さらに、自分自身でダイビングの計画を立てられるようになることも大きなポイントです。
リーダーシップライセンス
NAUIダイブマスター

PADIダイブマスター

BSACダイブディレクター

「上級ライセンス」を取得したダイバーの次なる目標が「リーダーシップコース」と言われるライセンスコースです。ほとんどの指導団体がこのランクを「ダイブマスター」としているため、リーダーシップコースという言葉より、ダイブマスターコースという言葉の方が一般的です。
初級、中級、上級といったこれまでのライセンスは楽しくダイビングをするという「レクリエーショナルダイビング」が目的でした。しかしこのリーダーシップコースを修了すると、水中のガイド業務やインストラクターのアシスタント、そしてダイビングショップに就職ができたりと、プロダイバーの要素が大きくなっていきます。
そしてインストラクターを目指す方にとっては、プロフェッショナルなダイビングを学ぶ第一歩であり、今までのレクリエーショナルダイビングでは味わえなかった「ダイビングの奥深さ」や「ダイビングの本質」を味わうことができるでしょう。《参考サイト》TRAINING PROGRESSION
2.ダイビングライセンスを取得するにはどんな方法があるの?
答え: 取得方法は大きく4パターン。 都市型スクール・海辺のショップ・リゾート・知り合いインストラクターと、 それぞれに特徴があります。
① 都市型スクール: 通いやすく、学科やプール講習が近場で完結。 週末ごとに通えるため、社会人に特に人気です。
② 海辺のショップ: 海洋実習を日帰りで繰り返しながら取得。 少人数制が魅力ですが、現地集合が多いため移動手段の確保が重要です。
③ 沖縄・海外リゾート: 旅行を兼ねて短期集中で取得可能。 リゾート気分で学べる反面、取得後の継続練習が難しい場合もあります。
④ 知り合いのインストラクター: マンツーマン感覚で柔軟に受講できますが、 体制やアフターフォローが十分でないケースもあります。

前述したように、現在ダイビングライセンスは、非常に気軽に取得できるようになってきました。しかし、ダイビングはあくまでも「アウトドアスポーツ」です。
ライセンスの取得後も専門家のサポートが必要です。自分に合った方法でライセンスを取得しないと、その後趣味として継続していく事が難しくなる場合があります。
ダイビングライセンスを取得する上で一番重要な問題は、どこで取得するのか?という問題です。金額や日程などの都合のみで選んだ場合、後々後悔する方も多い問題です。
ダイビングライセンスの取得方法は、大きくは以下の4種類あります。それぞれに自分に向いている点や向かない点があると思いますので、参考にしましょう。
① 都市型のスクールで取得する
ダイビングライセンスを取得する上で最も一般的な方法です。自宅や職場の近く、もしくは通勤途中に寄れるスクールを選べば、仕事帰りにも講習会を進める事ができ、忙しい人でも連休を取る必要がなく、確実に講習を終える事ができます。
経験豊富なインストラクターが所属しているスクールなら、その豊富な知識や技術で講習を受ける事ができ、泳ぎや体力に自信がない方でも、じっくりと腰を据えてダイビングライセンスを取得できます。

プール講習と海洋実習の流れ
プール実習や海洋実習では、無料の送迎をしてくれるスクールもありますので、 車を所有していなくても無理なく通うことができます。また、ダイビングツアーを数多く開催しているスクールを選べば、 ライセンス取得後も気軽にダイビングの経験を積むことができます。
趣味としても続けやすく、ダイビングを通じて新しい友人ができたりと、 仲間の輪が自然に広がっていくのも大きな魅力です。
しかし、都市部にあることにより、スクールによってはライセンス費用が比較的高めな場合が多いため、予算の確認が必須です。また、人気スクールは講習の人数が多く、少人数の講習会ができない場合があります。
マンツーマンやあまり他の人と一緒に講習を受けたくない人は、マンツーマンレッスンが可能なお店を探すといいでしょう。
② 海辺のダイビングショップで取得する
都市型のダイビングスクールで取得する方法とよく比較されるのがこの方法です。関東にお住いの方では、湘南や伊豆が選択の範囲でしょう。海辺のスクールを開催しているショップに直接訪問して講習会を受講します。
都市型のショップに比べ、比較的取得費用が安く抑えられる傾向があります。また、少人数やマンツーマン講習会にも対応してくれるショップも多いのが特長です。なるべく少人数、もしくは一人でゆっくりと講習を受けたい方にオススメです。

注意点としては、講習会終了までは学科やプール講習、海洋実習と何度も郊外の海辺のショップへ通う必要があり、電車やお車での長距離移動が必要となるため、自宅からのアクセスのしやすさ等をしっかりと確認しておくことが必要です。
③ 沖縄や海外のリゾートへ旅行ついでに取得する
3泊4日や、4泊5日以上の日程で南国リゾートに旅行を計画している方は、旅行先で取得するのも一つの手です。2~3日間の短期集中で取得できるプランを用意しているスクールもあるので、普段からお休みをなかなか取りにくい方もオススメです。
費用は、旅行とのパックで申し込めば、取得費用単体ではかなり安く取得できる場合があります。綺麗で暖かな南国で、お手軽にライセンスが取得できます。
しかし、拘束時間が長くかかる場合が多く、旅行自体がゆっくりできなくなる場合があるため、旅行先で他にやってみたい事との兼ね合いも考える必要があります。そもそもアウトドアスポーツですので、その日の天候によって十分に練習ができずに終わることもあります。
また、ライセンス取得後に継続的に練習を行う環境を作ることが難しく、ブランクが開いてしまうダイバーさんが多いのが特徴です。ライセンス取得後も継続的に趣味として続けたい場合は注意が必要です。
④ 知り合いのインストラクターから講習を受ける
ご家族や、信頼できる知人の方がダイビングのインストラクターであれば、直接講習会を開催してもらい取得する方法があります。 この方法では、費用は比較的安く取得できる場合もあります。
また、日程や時間も自由に受講できるため、そのような人脈がある場合は活用するのもいいでしょう。元々知っている方から教えてもらうのは安心にもつながります。

ただし、「普段から頻繁に講習会を行っているのか?」「ライセンスを取得後にどこでどのようにダイビングができるのか?」の確認が必須です。現在インストラクターは基本的にはスクールやショップに所属しており、個人で活動されている方は少ない状況です。
ですので講習経験の少ないインストラクターだと危険が伴う場合もあります。また、取得後にダイビングを楽しみたくても、そのインストラクターと日程が合わなければ継続が難しくなる事が多いです。
まとめ
ダイビングライセンスを取得する場合、以上の4つが考えられる方法です。ライセンス取得には「どこでどうやって取得するか」が今後のダイビングライフを決定づける重要な要素となります。
ダイビングはあくまでも「ライセンスを取得してからがスタート」なのです。アウトドアが得意で、なんでもアクティブにこなす方は、現地や沖縄、南国リゾートで短期間に取得し、自分たちで好きな場所を選んでダイビングをするのも楽しいかもしれません。
しかし、アウトドア初心者の方は自分で天候などを考慮してポイントを決めたり、一日のスケジュールを考えたりというのはハードルが高く、ダイビングを続ける事が難しくなってくるでしょう。そのような方はいろんなツアーやイベントを開催している都市型のスクールに誘ってもらったほうが参加しやすいのではないでしょうか。
安全面においても安心してダイビングを続ける事ができます。 それぞれにメリット、デメリットがありますので、自分にあった方をよく考えてからスタートしましょう。
Q3.ライセンス取得費用はいくら?内訳は?
答え: 講習費用はおおよそ5〜7万円前後が目安です。 内訳は「講習費」「器材レンタル」「宿泊・交通費」などに分かれます。
① 講習費: 学科・プール・海洋実習を含み、教材費やCカード申請料などが 含まれていることが多いです。
② 器材レンタル費: 必要に応じて1日あたり2,000〜10,000円程度。 器材を購入すれば、レンタル費が無料になる場合もあります。
③ 宿泊・交通費: 海洋実習地までの移動や、宿泊が必要な場合に追加で発生します。
ブルーアース21都立大の場合: 自社リゾート「ロハスタ」を利用することで、 講習費・交通費・宿泊コストを大幅に軽減できます。
ライセンスを取得する上で一番多いご質問がこの「費用」についてです。講習費用は指導団体が決めているわけではない為、それぞれのスクールによってばらつきがあります。
また、一言で「ライセンス取得費用」が~円と表示されていても、どこまで含まれるのかを確認することが重要です。

取得までの金額
ライセンス取得までに金額が発生するものは以下の内容です。 学科講習費、教材費、プール講習費、プール施設使用料、海洋実習費、海洋施設使用料、保険代、漁協協力費、タンクレンタル代、ウェイトレンタル代、ダイビング器材レンタル代、ライセンス申請代
以上のそれぞれの費用をいくらに設定するかで、それぞれのスクールの取得費用が変わってきます。講習費の金額表記は以下の3パターンが一般的ですので参考にしてください。
1. 講習費にすべての費用が含まれるケース
平均的には「5〜8万円程度」。
講習費とは一般的に「学科講習費・プール講習費・海洋実習費」の合計ですが、
教材代・ダイビング器材レンタル代・ライセンス申請代まで
すべて含んだ金額を提示しているケースです。
平均金額よりも著しく安い価格を設定しているスクールでは、 受講前条件として「事前の器材購入」や 「中級ライセンスまでの申し込み」を求めている場合もあります。 すべてのスクールがそうとは限りませんが、 現時点でその意思がない方は、必ず申し込み前に確認しましょう。
また、事前にダイビング器材を購入して参加する場合や、 講習途中で器材を購入した場合にはレンタル器材を使わないため、 講習費の割引が可能かどうかも確認しておくと安心です。
2. 講習費にレンタル代が含まれていないケース
平均的な価格は「3〜5万円程度」。
現在のダイビングスクールで最も多いスタイルと言えるでしょう。
ダイビング器材をレンタルするか、事前に購入して受講するかは講習生の自由で、 レンタルをしない場合は必要最低限の講習費で受講できます。 ただし、表記金額以外に「使用回数分のレンタル代」が発生するため、 講習終了までの最低使用回数と1回あたりのレンタル料金は 必ず事前に確認しましょう。
3. 教材費・レンタル代・申請代が含まれていないケース
平均的には「1〜3万円程度」。
あまり多くはありませんが、
講習費を純粋に「学科・プール・海洋実習費」のみとしているケースです。
教材代が含まれない理由としては、 指導団体によっては必ずしも教材購入が必要でない場合があるためです。 また、ライセンス申請代は厳密には講習費ではなく、 指導団体へ支払う料金のため、スクールの利益ではありません (手数料を上乗せしているスクールもあります)。
Q4.取得にはどれくらいの期間とステップが必要?
答え: ダイビングライセンスは最短3日〜4日で取得可能。 学科 → プール → 海洋実習の3ステップで進みます。
① 学科講習: 自宅またはスクールで基礎知識を学びます。 1日〜半日×2回など、スケジュールに合わせて調整できます。
② プール実習: 浅いプールで呼吸・マスククリア・中性浮力など、 ダイビングに必要な安全スキルを練習します(約1日)。
③ 海洋実習: 実際の海で2〜4本潜り、講習内容を実践。 1泊2日または週末2回程度で行われることが一般的です。
柔軟な受講スタイル: ライフスタイルに合わせて「短期集中」や 「週末通学」など、無理なくスケジュールを組めます。
ブルーアース21都立大の場合: 自社リゾート施設「ロハスタ」を活用し、 学科から海洋実習まで一貫してサポートします。
ダイビングライセンス取得までの時間は、スクールによってまちまちです。ダイビングスクールは指導団体が定める「コース基準」を守る必要がありますが、具体的に時間を指定されているわけではありません。
習得する知識と技術自体に基準がある為、それぞれのスクールが年齢などを考慮し必要な時間を設定してアレンジして講習会を開催しています。お店によって講習時間の多少の違いがあるのはこの為です。(詳細はこちら:ライセンス取得までの時間と流れ)
① 説明会などに参加後、お申し込み
ライセンスを取得する前にまずはそのスクールが開催している説明会に参加しましょう。事前の予約が必要な場合が多いのでスクールに確認しましょう。スクールを訪問する際は知りたいことを事前にまとめておくといいでしょう。
インストラクターや担当の人を目の前にすると、聞きたかったことが思い出せなくなり、後で再度質問の電話をいただくことも多いです。最近はリモートで相談会を行なっているスクールも増えてきていますので、リモートを希望の方はスクールに聞いてみるといいでしょう。

一通り話しを聞いて、金額などの支払い方法を確認し、内容に納得が行けば申し込みを行います。申し込み手続きが終了すれば初回の学科講習の日程を決めるスクールが多いと思います。申し込みをする前提で相談会に行く場合は、お仕事の休みやスケジュールを事前に確認してから参加するとスムーズです。
② 学科講習会
申し込みが済めばいよいよ講習会のスタートです。学科講習会はスクールによって違いますが6〜10時間が一般的です。一回あたりの講習会を2〜3時間で2〜4回に分けて行うことが一般的です。
学科は事前に自宅学習(自宅で教科書を自分で読んできてもらう)でやってきてもらい、スクールでは理解度の確認のみというお店もあります。
少し難しい内容の教科書を読むのが得意な方はいいかもしれませんが、「直接インストラクターに教わった方が楽だった」「読んでみたけどよくわからなくて、結局しっかり学科を受けることになった」などの声も多く聞きます。ご自身にあったスタイルを選ぶようにしましょう。
最近ではリモートで学科講習会を開催しているスクールもあります。もともといくつかのダイビング指導団体は「eラーニング」という、ネットで事前学習をすると講習会の回数を減らせる(学科を免除できる場合もある)システムを採用していました。
ただ、ダイビングはアウトドアで行う、水中のアクティビティーということもあり、特別な理由がない限り学科講習は対面での学習が推奨されてきました。しかし2020年の感染症拡大の問題により急速に普及し始め、採用する団体やスクールが増えているのが現状です。
希望の方はスクールで「リモート講習」や「eラーニング」が可能かを確認しましょう。(参考サイト→ダイビング指導団体NAUIのeラーニング)

③ プール講習会
学科講習が終了すると次にプール講習会です。スクールによっては学科講習→プール講習→学科講習と、プール講習会を学科講習会の間に挟む場合もあります。
これはまだあまりやったことのない事を説明されるより、必要最低限の学科を受けたらまずは実技をやってみる。そうすればそれ以降の学科が想像がつきやすく、理解度が飛躍的に上がるからです。
プール講習もスクールによりますが3〜4時間程度が平均的で回数も1〜2回です。年齢層が高めのスクールでは3、4回実施しているスクールもあります。
泳ぎが苦手な方でも、プール講習はほとんどの場合水深1m前後からスタートするため安心です。冬場の講習会でも都内のスクールであれば「温水プール」で行われる場合が多いので事前に確認しましょう。
④ 海洋実習
プール実習が合格すれば、いよいよ海デビューです。どのダイビングライセンス指導団体でも、初級ライセンスの海洋実習は4ダイブ以上となっているので、1日あたり2ダイブの2日間が最低限必要です。
ごく稀に6〜8ダイブを設定しているスクールもあります。一回の潜水時間は20〜40分程度で、プール講習で行なった内容を反復練習します。プールでできた内容が実際の海で再現できるかが重要となります。
承知しました。太字なしで、自然な流れになるように整えます。
プール講習会が思ったよりも難しく、「海洋実習が不安」という方は非常に多いです。
しかしながら、プール講習でインストラクターから合格をもらっていれば、必要なスキルはしっかり身についています。そのため、特別に心配する必要はありません。
海はプールよりも広い環境です。その分、実は泳ぎやすく感じる方も少なくありません。さらに、水深が深くなることで浮力が安定しやすくなります。
もちろん、当日に風が強く波があると難しく感じる場合もあります。ただし、海洋実習では比較的波の影響を受けにくいポイントを選ぶことがほとんどです。だからこそ、安心してご参加いただけます。

⑤ 学科テスト
海洋実習が終わってテストに合格したらいよいよ憧れのダイバーです。テストは合否を判定するために行ういわゆる受験のようなテストではなく、テストを行うことで理解度を深めていただくために行うという目的があります。
通常通りに学科講習を受けていて、プールも海洋実習も合格していれば普通に難なく合格するレベルのテストです。学科講習中のインストラクターの言っていることを全く聞いていなかったり、全く理解できていない状態なら、テスト前に総復習をしておきましょう。
以上の内容を連休を利用して2~3日間で取得する短期集中コースを開催しているスクールもありますが、お仕事帰りに通って、ゆっくり1~2ヶ月程かけて取得することを勧めているスクールと両方あります。ご自身に合ったスタイルのスクールで受講しましょう。
Q5.ダイビング器材は買うといくら?レンタルでも大丈夫?
答え: フルセットを購入すると、おおよそ20〜60万円前後が目安です。 まずはレンタルでも十分楽しめますが、続けるなら自分の器材を揃えるのがおすすめです。
① 費用感: 基本セット(マスク・スノーケル・フィン・スーツなど)で約10万円前後。 レギュレーターやBCDを含めると、20〜60万円程度になります。
② レンタル: 最初はレンタルでも問題ありません。 1日あたり2,000〜10,000円程度で利用でき、気軽に始められます。
③ 購入のメリット: 自分の体に合ったサイズで快適かつ安全に潜れるほか、 中長期的にはレンタルよりも経済的になる場合があります。
ブルーアース21都立大の場合: 購入した器材を保管・運搬してくれる 「マイボックス」サービスがあり、管理の手間を軽減できます。
前述したように多くのダイビングスクールのライセンス取得費用には「ダイビング器材レンタル代」が含まれていない場合があります。これはレンタル器材ではなく自分の器材を購入して受講したい方も多い為です。
私の経験上、プール講習まではレンタルで行い、「楽しそうだと思ったら器材は揃えて海に行きたい!」という方もいらっしゃいます。
すべてではなくても「マスクやスノーケルなど、必要最低限は購入して参加したい」 という方も多くいらっしゃいます。そのため、 「レンタルする場合はいくら、しない場合はかかりません」 という料金設定をしているスクールもあります。 必ず購入しなければいけないスクールもあるため、 購入はじっくり考えたい方は、レンタルか購入かを選べるスクールを選びましょう。
ダイビングを始めたばかりの方から、 「初心者用の器材はありますか?」と相談を受けることがありますが、 ダイビングは競技スポーツではないため、 いわゆる“初心者用器材”という考え方はありません。 プロ用かレクリエーショナルダイバー用か、という違いがある程度です。
あくまでも安全に潜水するための道具なので、 どこまで安全性や快適性を求めるかによって価格が変わります。
車に例えると分かりやすいですが、 「初心者用の車」が存在しないのと同じです。 価格が安い車は安全機能が省かれており、 高価格になるほど安全性や快適性が高くなります。 ただし、普段使いに必要以上の高級車が不要なように、 ダイビング器材も同じ考え方で選ぶことが大切です。
ダイビング器材の相場は、前述のとおり安全性や快適性に応じて変わります。 長年の経験上、以下で紹介する相場を大幅に下回る価格設定の場合は、 製造年月日など商品の出所に注意が必要です。 逆に大幅に高額な場合も、内容をしっかり確認しましょう。
価格と性能のバランスについては、 信頼できるインストラクターやプロに相談した上で購入するのがおすすめです。
軽器材→直接身体に装着する器材
セット価格4万円~8万円程度

● マスク
1万~2万円(視力の悪い方は度入りレンズが必要で+1~2万円)
水中でものを見るために必要な器材です。度入りレンズを入れられるため、
視力が悪い方でも問題なくダイビングができます。
最近はデザインや機能性も向上していますが、
顔に合わないマスクは水が入り不快になるため、
必ずフィット感を確認して選びましょう。
● スノーケル
5千円~1万円
穏やかな水面を泳ぐ際に使用します。
選ぶ際のポイントは「大きさ」で、
スノーケル全体のサイズとマウスピースの大きさが合っていないと、
呼吸がしづらくなります。
● フィン
1万円~2万5千円
ダイビングでは必須の推進力を生む器材です。
脚力に合わないフィンを選ぶと疲れやすくなります。
ゴム素材は重く脚力が必要で、
プラスチックやウレタン素材は軽く女性にもおすすめです。
種類が多いため、必ずダイビングのプロに相談しましょう。
● グローブ
5千円~1万円
保温やケガ防止のために使用します。
薄手のサマーグローブ、汎用性の高いスリーシーズングローブ、
冬場や寒冷地用のウィンターグローブがあります。
通常はスリーシーズングローブで十分ですが、
冬場も潜る方はウィンターグローブを併用すると安心です。
● ブーツ
5千円~1万5千円
保温や足の保護のために使用します。
最初は靴底がデッキソールで生地厚3.5mm程度の
標準的なブーツがあれば多くのダイビングに対応できます。
火山島など岩場を歩くビーチダイビングでは厚底タイプが安心で、
ボートダイビング中心の方は薄手で軽量なブーツを選ぶこともあります。
今後のダイビングスタイルを考えて選びましょう。
重器材→エアータンクに装着する器材。
セット価格20万円~60万円程度
重器材は特殊な機能がついているものなので、購入を検討されている方は必ず専門家に相談して購入をしましょう。

● レギュレーター
5万円~30万円
水中でエアータンクから空気を供給してくれる、いわば「呼吸装置」です。
近年の技術進歩により、陸上とほぼ同じ感覚で呼吸できるようになっています。
空気供給方式の違いによって、水中での呼吸感や価格が大きく変わります。
金額だけで判断すると後悔することが多いため、
必ずダイビングのプロに相談して選びましょう。
● オクトパス
3万円~6万円
予備の呼吸装置です。
レギュレーターが1つだけでは水中トラブル時に対応できず、
バディの空気切れにも対処できません。
緊急用として黄色のものが多く、
ホースもメインより長く設計されています。
● ゲージ(コンソールゲージ)
3万円~6万円
残りの空気量を示す「残圧計」、
水深を示す「水深計」、
方向を確認できる「コンパス」が一体になった器材です。
現在はダイブコンピューターの普及により、
水深計を省いた2連ゲージを選ぶ方が増えています。
水深管理はコンピューターの方が精度が高いためです。
● BCD(BC)
8万円~15万円
浮力調整装置のことで、
エアータンクから空気を供給して膨らませたり縮めたりすることで、
自由に浮いたり沈んだりできます。
泳ぎが苦手な方でもダイビングが可能になったのは、
この器材の登場によるものです。
BCは金額だけで選ぶのは危険です。 用途に合わないBCを使用すると、安全性に問題が生じる可能性があります。 例えば南国でウェットスーツ中心なら軽量タイプでも問題ありませんが、 伊豆などで通年潜る場合は、 ドライスーツを想定した浮力の大きいBCが必要になります。 今後のダイビングスタイルに合ったBCを選びましょう。
ダイビングスーツ

●ウェットスーツ
5万円~15万円
水温が22度以上の場合の体が濡れるダイビングスーツ。通常水着の上から着用します。適応シーズンは伊豆では6月下旬~10月上旬。沖縄では12月~3月中旬を除く期間がオススメです。
●ドライスーツ
13万円~30万円
水温が22度以下の場合の「体が濡れない」ダイビングスーツ。ドライスーツのインナーは運動しやすいジャージや保温性に優れた専用インナーなどを着用し、潜っても頭と手しか濡れません。その為寒さに非常に強いスーツです。
適応シーズンは伊豆では7、8、9月の3ヶ月以外の9ヶ月間。沖縄では12、1、2月の3ヶ月間がオススメです。
それぞれのスクールでセット割引や購入特典、サポート体制など、お得に購入できるプランを設定している場合が多いので、ダイビング器材にご興味がある場合はスクールに確認しましょう。
●ダイブコンピューター
5万円〜15万円
ダイブコンピューターはダイビングを安全に行う上で必要な情報を教えてくれるとても便利な器材です
ダイビングコンピューターは、潜水中のさまざまな情報を表示してくれる機器です。
たとえば、現在水深や最大水深、経過した潜水時間、そして残りの潜水可能時間などを正確に確認できます。
さらに、浮上速度を監視し、速くなりすぎた場合にはアラームで知らせてくれます。
ダイビングでは急浮上すると「減圧症」と呼ばれる潜水障害を引き起こす可能性があります。
そのため、NAUIでは 9m/分 以下での浮上を推奨しています。
また、水温もリアルタイムで表示されるため、安全管理に大きく役立ちます。
一方で、高価なモデルになると機能はさらに充実します。
たとえば、電子コンパスや空気残量の表示機能、スマートフォンとの連携機能などが搭載されているものもあります。
現在では、ほとんどのダイバーがコンピューターを装着してダイビングを楽しんでいます。
つまり、安全管理のための必須アイテムといえる存在なのです。
● その他
ダイビングに必要な基本器材は前述した11点ですが、そのほかにも「あると便利」な器材はいくつか存在します。
しかし、これらは必ずしも初心者に必要な道具ではありません。
むしろ、ライセンス取得直後に使用すると、技術が十分でないために操作に気を取られ、安全管理がおろそかになる場合もあります。
そのため、購入や使用を検討する際は、必ずインストラクターやプロに相談するようにしましょう。
自分のレベルに合った器材を選ぶことが、安全への近道です。
1. 水中ライト
水中では、赤などの暖色系の光が吸収されやすく、次第に青い世界へと変わっていきます。
そのため、本来は色鮮やかな魚やサンゴも、実際より青みがかって見えてしまいます。
しかし、水中ライトを使用すると、失われた色を取り戻すことができます。
その結果、熱帯魚やサンゴの本来の美しさを、より鮮やかに楽しむことができます。
さらに、昼間のダイビングでも岩陰に隠れた生物を観察する際に役立ちます。
そして、アドバンス取得後に体験するナイトダイビングでは、ライトは必須の器材となります。
2. 水中カメラ
ライセンス取得後に最も多い質問のひとつが、「水中で写真や動画を撮ってみたい」という声です。
実際に、初級ライセンスを取得し、ダイビングに少し慣れてくると、周囲の景色を記録したいと思う方が増えてきます。
そして、水中写真に挑戦することで、ダイビングの楽しみ方は大きく広がります。
たとえば、美しいサンゴ礁や色鮮やかな魚たちを撮影できれば、感動を形として残すことができます。
そのため、カメラはダイビングの新たな魅力を引き出してくれる存在といえるでしょう。
3. シグナルフロート・水中ナイフなど
これらの器材は、一般的にはアドバンス以上のライセンスを取得した後に必要になることが多いです。
ただし、ボートダイビングを積極的に行っているスクールでは事情が異なります。
そのため、比較的早い段階からシグナルフロートの携行を求められる場合もあります。
一方で、水中ナイフについては上級ダイバーになるまで必要ないケースがほとんどです。
つまり、使用する器材はレベルやダイビングスタイルによって変わってくるということです。
Q6.泳げなくてもできる?体力や健康に不安があっても大丈夫?
答え: 泳げなくても大丈夫です。 なぜなら、ダイビングは浮力を調整しながら呼吸をして楽しむスポーツだからです。 そのため、水泳が得意である必要はありません。 また、健康面についても多くの方が問題なく始められます。 ただし、持病がある方や服薬中の方は、医師の同意が必要になる場合があります。 事前に確認することで、安心してスタートできます。
① 泳力: 立ち泳ぎや長距離泳は不要です。 ですので、顔を水につけて落ち着いて呼吸ができれば問題ありません。
② 体力: 激しい運動ではなく、 正しい浮力調整とゆっくりした呼吸が大切になります。
③ 健康条件: 高血圧・心疾患・ぜんそくなどの持病がある方は、 事前に医師の診断書が必要になる場合があります。 よって、不安がある場合は必ず事前に相談しましょう。
ブルーアース21都立大の場合: 初めての方でも安心して参加できるよう、 少人数制かつ女性インストラクター体制で 丁寧にサポートしています。
○当初は難しい講習会だった?
スキューバダイビングは1943年にダイビング器材が開発されました。日本で初めてダイビングライセンスの講習会が行われたのは、1950年代に入ってからです。
ただ、当時は物があまりない時代であり、ダイビング器材は自作したり漁師さんの器具を改造したりして使用していたそうです。
また、スキューバダイビングを行う場所は潜在的に危険の伴う「水中」ということもあり、非常にスパルタな講習会が行われていたため、中々気軽に始められるものではありませんでした。

しかし、近年は非常に優れたダイビング器材が登場し、ライセンスのカリキュラムも見直され「泳ぎが苦手な方」や「体力に自信がない方」でもダイビングライセンスが取得できるようになりました。
この「泳ぎが苦手」という部分ですが、具体的には「水に顔をつけて目が開けられる」「バタ足で数メートル泳げる」程度の泳力があれば大丈夫です。(参考ページ:泳げなくてもスキューバダイビングできる?)
○体力面が心配!
体力面についてですが、ダイビングでは背中に約15kgのタンクを背負い、さらに腰に約4kgのウエイトを装着します。 そのため、合計でおよそ20kg程度を支えられる体力がひとつの目安になります。 とはいえ、目安としては5〜6歳のお子さまを背負う程度のイメージです。 さらに、これを長時間背負い続けるわけではありません。 実際には水中に入ると浮力が働き、無重力に近い状態になります。 そのため、思っているよりも楽に感じる方が多いのです。健康面については、私たちインストラクターは医師ではありません。 そのため、病気一つひとつに対して受講の可否を判断することはできません。 だからこそ、多くのスクールでは安全を最優先に考え、投薬治療を受けている場合は原則として受講不可としているケースがあります。 また、過去に大きな病気をされた方や、現在投薬治療を受けている方でダイビングに興味がある場合は、必ず主治医に相談するようにしましょう。 事前に医師の判断を仰ぐことで、安心して準備を進めることができます。 (参考サイト:安全なダイビングのための予防措置と潜水障害の予防)
年齢については、一般的にどの指導団体も15歳以上を想定しています。 一方で、10歳以上から取得できるジュニアライセンスを 発行している団体もあります。 上限年齢は特に設けられていないため、 体力面と健康面の条件をクリアできていれば、 70代・80代でダイビングを楽しまれている方もいらっしゃいます。
ただし、スクールによっては対応できるスタッフ体制や、 通われているダイバーの年齢層の関係で 受講が難しい場合もあります。 そのため、事前に受講可能かどうかを 必ずスクールに確認することをおすすめします。 (参考ページ:ダイビングができる年齢は?)
Q7.ダイビングって安全?初心者でも安心?
答え: 正しい講習を受ければ、ダイビングは非常に安全なスポーツです。 初心者でも経験豊富なインストラクターのもと、段階的に練習するので 安心して始められます。
① 段階的カリキュラム: 学科 → プール → 海洋と、リスクの少ない順にステップアップしていきます。
② 少人数制講習: ブルーアース21都立大では1チーム3〜4名ほどで実施。 インストラクターの目が行き届きやすく安心です。
③ 専用リゾート施設: 自社施設「ロハスタ」で講習を行うため、設備・安全管理が整っています。
④ 機材チェックとメンテナンス: 使用前後に全器材を点検し、常に最良の状態を保っています。
安心できる理由: 全員が安全スキル(浮上・マスククリア・バディチェック)を 確実に身につけてから海へ出るので安心です。
最後に、スキューバダイビングの安全性について書きたいと思います。ダイビングが「危険なスポーツ」と思われている方も一部にはいらっしゃると思います。
○講習会をしっかり受ければ大丈夫
そのような危険なイメージはおそらく、水中という「本来人間が生きていけない環境で行うスポーツ」だからではないでしょうか。しかし、そのような環境で安全にダイビングを行う為にライセンス講習会があるのです。
ダイビングを安全に行うため
には、 安全に楽しむためには、「専門的な知識の習得」と「事前のトレーニング」が欠かせません。 さらに、専門家であるインストラクターやプロダイバーの引率も重要な要素です。 そのため、ライセンス講習では学科講習を通して専門知識をじっくり学びます。 もちろん、「専門的」と聞くと難しく感じるかもしれません。 しかし、各インストラクターが工夫を凝らし、楽しく理解できるように進めていきます。 だからこそ、初めての方でも安心して学ぶことができるのです。学科で知識を身につけた後は、プール講習や海洋実習でしっかりとトレーニングを行います。 つまり、知識だけでなく、実践的なスキルも段階的に身につけていく仕組みになっています。 そして、この手順をすべて修了し、ライセンスを取得したダイバーのみがダイビングできるようルール化されています。 そのため、スキューバダイビングは非常に安全性の高いスポーツといえるのです。
また、ダイビングは「器材のスポーツ」とも言われています。 実際に身に着ける器材は10点以上にもなります。 これらはすべて、安全に潜るために欠かせない大切な道具です。 そのため、それぞれの役割や正しい装着方法をしっかり学びます。 さらに、プールや海で実習を重ねることで、器材の扱いにも自然と慣れていきます。 だからこそ、初めての方でも安全に水中世界を楽しめるようになるのです。 (参考ページ:ダイビングはこんな方にオススメです)

スキューバダイビングの安全性と楽しさ
私自身、家族で海水浴に行くこともあります。
しかし、水着だけで海に入ることには正直なところ不安を感じます。
一方で、ダイビングではウェットスーツを着用します。
そのため、ライフジャケットのような浮力が得られます。
さらに、マスクやフィンを装着することで、足のつかない場所でも安定して泳ぐことができます。
つまり、装備が整っている分、安全管理がしやすいのです。
その意味では、何の装備もない海水浴のほうが危険に感じることさえあります。
Q8.ダイビングを始めるベストな季節は?
答え: ダイビングは一年中楽しめるスポーツです。 初心者が始めやすいのは、水温が高く海が穏やかな春〜秋(5〜10月)ですが、 冬も透明度が高く静かな海が魅力です。
① 春(4〜6月): 新生活と同時にスタートする方が多く、 水温も徐々に上昇。落ち着いた雰囲気で ゆったり学べる時期です。
② 夏(7〜9月): もっとも人気のシーズン。 海も暖かく明るいため、初めての海洋実習に最適です。
③ 秋(10〜11月): 海況が安定し、透明度が上がる時期。 落ち着いて潜れるため、ベテランダイバーにも好まれます。
④ 冬(12〜3月): ドライスーツを使用すれば快適に潜れます。 透明度20m以上の澄んだ海が広がる、 知る人ぞ知るベストシーズンです。
ブルーアース21都立大の場合: 自社施設「ロハスタ」を活用し、 季節を問わず快適で安全な講習を一年中実施しています。
ダイビングを始めるのにベストなシーズンは、特にありません。春と夏がベストシーズンだと思われがちです。
しかし、暖かいという点ではいいのですが、沖縄や南国を除く伊豆半島、紀伊半島など沿岸域は春から夏にかけて水温が上昇します。その影響でプランクトンが多くなる為、透明度が悪くなります。時には2~3mしか視界がない場合もあります。
秋から冬は逆に「寒そうだからいやだ」「海に潜るイメージがわかない!!」など言われます。しかし、近年は水温が低い場合でも水着ではなく洋服の上から着るダイビングスーツ(ドライスーツ)が普及しており、体を全く濡らさずに快適にダイビングをすることができます。(参考ページ:ダイビングの寒さ対策)
冬は透明度が上がり、とっても綺麗!
また、水温の低下に伴いプランクトンが減少し、透明度がぐんと上がります。時には20m近く見渡せる場合もあり、沖縄や南国リゾートに匹敵する日もあります。 始めたいなーと思ったその時がベストタイミングだと思います。

以上、ダイビングライセンス(Cカード)を取得する前に「必ず知っておきたい知識集8選」を紹介してきました。「ライセンスを取得したいけど、何となく不安だな」と感じている方は少なくありません。
また、「何がわからないのかがわからない」という声もよく耳にします。
実は、このような漠然とした不安は、初めての方なら当然のことです。
なぜなら、ダイビングは日常では経験しない世界だからです。
この記事を読んでいただくことで、少しでも不安が和らげば幸いです。
そして、ダイビングへの一歩を前向きに考えるきっかけになれば嬉しく思います。
ぜひダイビングライセンスを取得して、新しい人生の楽しみの1ページを綴ってみませんか?絶対に後悔はしないと思いますよ。



