世界初のダイビング指導団体 それが「NAUI」


NAUIロゴNAUI (National Association of Underwater Instructors)

本部:アメリカ合衆国・フロリダ州(タンパ)
NAUI本部のHP
NAUI JAPANのHP

世界初の「ダイビング指導団体」として組織され、現在はアメリカをはじめアジア、オーストラリア、ヨーロッパ、アフリカ、日本を中心に、約100ヶ国以上、約60,000人以上のプロダイバーを有している、ダイビング業界最大級の指導団体です。

これまで60年以上に渡り「最愛の人を任せられる信頼」をテーマに、ダイブマスターやインストラクターを世界中に輩出し、ダイビングの普及に大きく貢献してきました。スキューバダイビングが発明されてから現在まで、技術や知識、実践は少しづつ簡素化されてきました。しかし【NAUI】は「安全は教育から(Safety through Education)」をモットーに、講習の質を高い水準で維持しており、このことから【NAUIダイバー】であることは、最高の安心と信頼の証なのです。

『NAUI』とは世界最高ランクの「信頼と尊敬」の証


NAUIは長年にわたり、「リーダーシップトレーニング」および「インストラクタートレーニング」を最高の質を保って提供してきた団体です。この「最高の質」とは、ただ「潜水技術がすごい」とか「喋りが上手い」とか「見た目がいい」とかではありません。

「自分の最愛の人に対してダイビングのトレーニングをしてもらいたいと思うほど信頼できる人でなければならない(最愛の人を任せられる信頼)」という考え方のもとでインストラクターの認定を行うことにより、技術だけではなく倫理的な面で信頼ができ、敬意を表すことができるのです。そういった、最高品質の指導を受けたインストラクターから教えてもらえる安心と信頼は、水中で行うアクティビティーにおいてはとっても重要なことです。



また、NAUIでライセンスを取得する最大の魅力は「講習生一人一人に合わせたきめ細かいケア」が受けられることです。これは、NAUIが掲げる「教育の自由」に基づく考え方で、インストラクターはダイビングの国際的な指導基準である「RSTC基準」や「ISO認証」をベースに、個々の参加者の状況に合わせて、講習の順序や練習回数を自由に設定できる権利を有しています。

ですので、泳ぎが苦手な方や体力に自信がない方、マンツーマンでじっくりと教えてもらいたい方、仕事が忙しいので少しずつ受講したい方など、自分のペースで講習が進められます。

こうした質の高い指導法が評価され、NAUIはアメリカをはじめアジア、オーストラリア、ヨーロッパ、アフリカ、日本を中心に、現在約100ヶ国以上に広がりを見せ、世界中の様々な組織でダイバー教育プログラムとして採用されています。

主な採用例は以下の通りです。

NASA中性浮力実験室(NBL)



NASAのジョンソン宇宙センター中性浮力実習室では、アメリカ合衆国宇宙計画の宇宙飛行士がスペースシャトルの船外活動(EVAs)-スペースウォーク-のためのトレーニングを、国際宇宙ステーションやオービター貨物室の複製が置かれている世界最大のプールで行っています。そのダイバー教育プログラムとしてNAUIが採用されています。

NASAのNBLでダイビングをしている様子↓


ウォールトディズニーワールドリゾート「Walt Disney World Resort」



アメリカのフロリダ州オーランドにある「ディズニーワールド」のダイビングプログラム「ダイブクエスト」。エプコット「フューチャーワールド」内の巨大水槽でダイビングを楽しむことができる珍しいプログラムで、6,000 種以上の海の生き物と一緒に泳ぐことができます。この公式トレーニング機関としてNAUIが選ばれており、このプログラムに参加すると「NAUI VIP Lounge」に入ることができます。また、NAUIはディズニーワールドの公式スポンサーでもあります。(参考サイト


フロリダ水族館「The FLORIDA AQUARIUM」



NAUIは、フロリダ水族館の公式ダイビングトレーニング認定指導機関です。そして、来館者の体験ダイビングプログラム「Dive with the shark」、「Swim with the Fishes」の公式スポンサーです。(参考サイト

その他、アメリカ海軍特殊部隊(NavySEALs)、ニューヨーク消防局(FDNY)の潜水プログラムなど にも採用されています。

ダイビングの歴史はNAUIの歴史



世界初の民間のダイビング指導員組織として設立された『NAUI』の歴史は、まさにスキューバダイビングが歩んできた歴史そのものと言っても過言ではありません。スキューバダイビングの起源は、フランスの海軍に所属していた『ジャック・イヴ・クストー』が世界で初めて潜水用のレギュレーターを開発した1943年まで遡ることができます。その後、第二次世界大戦を経た1948年に、このジャック・イヴ・クストーがアメリカのスポーツ用品店経営者であるレネ・ブゾス(U.S Divers社の創立者)を説得してダイビング器材の輸入に成功します。

アルティルマン1951年、当時ロサンゼルスカウンティ公園・レクリエーションのスポーツディレクターであったアルティルマン(後のNAUI第一号インストラクター)は、ロサンゼルスカウンティからの資金援助を受けてスクーバダイバーを認定するトレーニングプログラムを作成。

1952年にはこの公園・レクリエーションのディレクターである『ポール・グリュエンダイク』宛に手紙で「新しいスポーツースキンダイビングーは、この地域で人気が出てきています。(中略)ダイビングは今後人気が出てくると思いますし、このスポーツをできるだけ安全にするという義務が私たちにあると思います。」と語っています。

そして1955年にアルティルマンらは最初のインストラクター認定コース(1UICC:first Underwater Instructor Certification Course)を開催し、世界で最初の一般市民ダイバーのトレーニング団体を組織しました。

1959年にNational Diving Patrolが、National Association of Underwater Instructors(NAUI)と名称を変更し、翌年の1960年に『ジャック・イヴ・クストー』を名誉顧問に迎え、大規模なインストラクター認定コース(ICC:Instructor Certification Course)を開催。53名の修了者とスタッフであったインストラクターがNAUIの最初のインストラクターメンバーになりました。(初期のメンバーであるラルフ・エリクソンNAUI#35は後の1966年にPADIを創設)
日本での第一回ITCの様子
1970年は日本で初めてのインストラクター認定コースが伊豆海洋公園で開催されました。全国から選りすぐりのダイバーが集められましたが、第一回目の無条件合格者はわずか8名と、とても厳しいものでした。

同じく1970年『NAUI JAPAN ナウイジャパン』が誕生し、日本でもたくさんのダイバー育成に貢献してきました。2023年で63周年を迎える現在までNAUIは全世界で60,000人以上のプロダイバーを認定している、世界で最も認められた指導団体なのです。

NAUI 60周年記念動画

NAUIのCカードを取得して世界中でダイビングしよう!


NAUIは2023年で創立から63周年を迎えます。現在ダイビング指導団体は数多く存在しますが、NAUIは全世界100ヶ国以上のネットワークを持ち、60年以上の歴史を持つ世界最高ランクの信頼と実績を誇ります。小さなコミュニティーや、国内でしか通用しないライセンスも存在しますが「NAUIダイビングライセンス」は全世界でダイビングを楽しむことができます。スキューバダイビングに興味を持ったら、ぜひNAUIのライセンスを取得して、世界中の魅力的なダイビングポイントに潜りに出かけませんか?


著者:赤木和義 ダイビングスクール ブルーアース21都立大 取締役
1979年生まれ 福岡県出身 18歳でダイビングライセンスを取得。

大学在学中はマレーシアでの「マレー半島のサンゴ生育状況の研究」に帯同し、自身も「サンゴ礁域における人工魚礁と魚類の関係」の研究を行う。

大学卒業後の2002年から「ダイビングスクール ブルーアース21都立大」にインストラクターとして登録。初心者向けの講習会を多く担当し、2022年までに1000人以上のオープンウォーターダイバーを認定。 NAUIダイビングインストラクター。NAUI-#38890

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