アメリカのフロリダ州オーランドにある「ディズニーワールド」のダイビングプログラム「ダイブクエスト」。エプコット「フューチャーワールド」内の巨大水槽でダイビングを楽しむことができる珍しいプログラムで、6,000 種以上の海の生き物と一緒に泳ぐことができます。この公式トレーニング機関としてNAUIが選ばれており、このプログラムに参加すると「NAUI VIP Lounge」に入ることができます。また、NAUIはディズニーワールドの公式スポンサーでもあります。
NAUIは、フロリダ水族館の公式ダイビングトレーニング認定指導機関です。そして、来館者の体験ダイビングプログラム「Dive with the shark」、「Swim with the Fishes」の公式スポンサーです。
スキューバダイビングの起源は、フランスの海軍に所属していた『ジャック・イヴ・クストー』が世界で初めて潜水用のレギュレーターを開発した1943年まで遡ることができます。その後、第二次世界大戦を経た1948年に、このジャック・イヴ・クストーがアメリカのスポーツ用品店経営者であるレネ・ブゾス(U.S Divers社の創立者)を説得してダイビング器材の輸入に成功します。

1951年、当時ロサンゼルスカウンティ公園・レクリエーションのスポーツディレクターであったアルティルマン(後のNAUI第一号インストラクター)は、ロサンゼルスカウンティからの資金援助を受けてスクーバダイバーを認定するトレーニングプログラムを作成。
1952年にはこの公園・レクリエーションのディレクターである『ポール・グリュエンダイク』宛に手紙で「新しいスポーツースキンダイビングーは、この地域で人気が出てきています。(中略)ダイビングは今後人気が出てくると思いますし、このスポーツをできるだけ安全にするという義務が私たちにあると思います。」と語っています。
そして
1955年にアルティルマンらは最初のインストラクター認定コース(1UICC:first Underwater Instructor Certification Course)を開催し、世界で最初の一般市民ダイバーのトレーニング団体を組織しました。
1959年にNational Diving Patrolが、National Association of Underwater Instructors(NAUI)と名称を変更し、翌年の1960年に『ジャック・イヴ・クストー』を名誉顧問に迎え、大規模なインストラクター認定コース(ICC:Instructor Certification Course)を開催。53名の修了者とスタッフであったインストラクターがNAUIの最初のインストラクターメンバーになりました。(初期のメンバーであるラルフ・エリクソンNAUI#35は後の1966年にPADIを創設)
1970年は日本で初めてのインストラクター認定コースが伊豆海洋公園で開催されました。全国から選りすぐりのダイバーが集められましたが、第一回目の無条件合格者はわずか8名と、とても厳しいものでした。
同じく1970年『NAUI JAPAN ナウイジャパン』が誕生し、日本でもたくさんのダイバー育成に貢献してきました。2020年で60周年を迎える現在までNAUIは全世界で60,000人以上のプロダイバーを認定している、世界で最も認められた指導団体なのです。
NAUI 60周年記念動画
https://www.naui.co.jp/60th/movie.php
NAUIは2020年で創立から60周年を迎えます。現在ダイビング指導団体は数多く存在しますが、NAUIは全世界100ヶ国以上のネットワークを持ち、60年の歴史を持つ世界最高ランクの信頼と実績を誇ります。小さなコミュニティーや、国内でしか通用しないライセンスも存在しますが「NAUIダイビングライセンス」は全世界でダイビングを楽しむことができます。スキューバダイビングに興味を持ったら、ぜひNAUIのライセンスを取得して、世界中の魅力的なダイビングポイントに潜りに出かけませんか?