スキューバダイビングの機材

スキューバダイビングの機材をうまく使うコツ

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スキューバダイビングのライセンスを取るためには、学科講習、プール講習、海洋講習の3つのステップが必要です。ここでは機材の使い方など、実際に海に潜る前の予行練習として大切な役割を果たすプール講習の内容についてご説明していきます!

まずは水中に入ってみる

プール講習が行われるプールの水深はスクールによっても違います。
ブルーアース21都立大の場合は、水深の浅いプールから始めていくので、泳ぎに不安がある人や水があまり得意ではないという人でも安心して参加してもらえますよ!

プール講習でまず最初に行うのは、普通の水着でプールに入ることなので、普段のレジャーでのプールと同じような感覚で学習を始めましょうね。この段階からちゃんとインストラクターが付きますので、水に関する不安があれば、事前に相談してくださいね。

ウェットスーツを着る

ダイビングにウェットスーツは必需品。例え真夏だとしても、海中の水温は想像するよりも低く体温が奪われてしまうため、ウェットスーツは必須なのです。さらに、海中でのケガに備えるという点も。万が一岩や危険生物に遭遇したときに身を守ってくれるのです。

そして、ウェットスーツを着るにはちょっとしたコツがあります。伸縮性があるので、普段履くズボンのように簡単に履くことはできません。

まず最初に、足首を通してからウエスト部分を持って引き上げます。それだけではまだまだ完全とは言えないので、その後にふくらはぎ、太もも、お尻、と少しずつ引き上げながら体にフィットさせていくのです。無事にお尻まで履くことができたらもう装着できたも同然。後は、両腕を通して一気に肩まで引き上げます。

ウェットスーツは自分の身体にフィットしていないと、海水が入ってきてしまうので、サイズ感はしっかり確認しておくようにしましょうね。

フィンを使って泳いでみよう

スキューバダイビングというと、ボンベに目が行きがちですが、いくつもの水中器材を着用して潜るスキューバダイビングに、フィンは必要不可欠なものなんです!

フィンには、ブーツタイプとストラップタイプの2種類がありますが、基本的にスキューバダイビングではストラップタイプのものを使います。また、フィンの素材によって硬さや重さが変わってくるので、初心者の人は軽いタイプのものを使うと扱いやすくなりますよ。

フィンを使うときには、足首を伸ばして適度に膝を曲げながら前に進むようにキックを行います。フィンを使うと、何もつけない場合とは比べ物にならないほどスムーズに水中を泳ぐことができようになるので、海に潜る前に、感覚をしっかり学んでおきましょうね。

トラブル時の対処法

スキューバダイビングには、海中でトラブルが起こることもあるということを忘れてはいけません。バディやガイドがいるとはいえ、ある程度は自分自身で対処ができる必要があるのです。

例えば、マスクに水が入ってしまったときは、どうすればいいと思いますか?水面近くの場合は一端水面に出て水を出せばOK。海中にいる場合には、マスクの上部に手を置き、少し力を入れながらマスクを浮かし鼻の下に少し空間を作ります。そして、下あごを少し上向きにしてその鼻下から息を吐き出して水を外に押し出すという方法を取ります。これはコツがいる方法なのでしっかりとプールで練習しておくようにしてくださいね。

また、ボンベの空気がなくなってしまった場合には、すぐにバディに報告をして、バディの予備のレギュレータをもらって急場をしのぎ、海面に浮上することになります。こうしたトラブルの対処法も、プールであれば落ち着いて学ぶことができるので、ここでしっかりと学ぶようにしましょうね。

ブルーアース21都立大のライセンス講習は、マンツーマン受講や、指導料無料の追加講習も可能です。体力に不安のある人や、泳ぎが苦手な人でも、水に慣れて感覚をつかめるまでじっくり練習することができるので、安心してプール講習を受けてくださいね。

投稿者プロフィール

赤木和義
赤木和義
1979年生まれ。福岡県出身。18歳でダイビングライセンスを取得。2002年からインストラクターとして活動。今までに初級、中級ライセンスの発行人数は1000名を越す。