投稿者 NAUIインストラクター 赤木和義
スキューバダイビングは、美しい海を堪能できる最高のアクティビティです。海の中を魚のように自在に泳ぎまわるものの、スキューバダイビングで必要なスキルは普通の水泳や潜水とは少し違うということを知っていますか?
スキューバダイビングが気になっている人、これから始めてみたいという人へ、具体的な意味や歴史について説明していきたいと思います!
スキューバダイビングとは
ダイビングというのは、潜水という意味の言葉です。
ただ泳ぐのではなく、水の中へと潜ることをダイビングというのですね。
スキューバというのは、スキューバダイビング以外ではあまり聞かない言葉かもしれませんが、これは、「Self Contained Underwater Breathing Apparatus」の頭文字を取って作られたものなんです。「SCUBA」で、正確には「スクーバ」と読みますが、日本では古くからスキューバと言われることの方が多くなっています。
和訳すると「自給気式水中呼吸装置」で、水中で呼吸が出来るように自動で給気してくれる装置という意味。この装置を使って行うダイビングが、「スキューバダイビング」というわけです。
スキューバダイビングの歴史
人類は、古くから海に潜りその恩恵を受けながら暮らしてきたという歴史があります。
日本では、古くは縄文時代から漁業のために潜水をしていたという記録があり、海外でもギリシャやローマで紀元前の人々が潜水していたことを示す文書が残されているのです。こうした潜水は、長い間、個人の肺活量やスノーケルに頼って行われてきたのです。
しかし、1943年にフランス海軍の「ジャック・イヴ・クストー」が、世界ではじめてスキューバダイビングの元となる自吸気式の水中呼吸装置を開発。「アクアラング」と名付けられたこの装置は、その後、世間に広く知られることとなりました。
これが、スキューバダイビングの原型と言われています。
スキューバダイビングの魅力
世界に広まってからまだ70余年と歴史の浅いスキューバダイビングですが、今では美しい海の中の様子を楽しめるスポーツとして、世界中で親しまれていますよね。
これほどまでにスキューバダイビングが急速に広まった理由は、やはり、スキューバダイビングがとても魅力的だから!
酸素がないと生きていけない人間にとって、スキューバダイビングが生まれるまで、海の奥底は多くの人にとっては全く未知の世界でした。それは、簡単には体験できない特別な場所だったのです。こうした水中の未知の美しさを実際に目で見られる、感じられるというのが、スキューバダイビングの一番の魅力と言えますよね。
透き通った壮大な海、圧倒的な無重力空間、色鮮やかな生物たち、ときには野性のイルカや亀と一緒に泳ぐことも……。スキューバダイビングで見られる景色には、陸上では見られない幻想的で静かな世界が広がっているのです。
その上、スキューバダイビングは、体の負担も少ないため、50代、60代になっても幅広い世代で行える趣味です。
近くの海でも、旅行先の海でも楽しむことができるため、普通の旅行には飽きてしまったと言う人にもぜひおすすめしたいスポーツです!
スキューバダイビングを行うと、ダイバー友達ができたり、知らなかった世界を見ることができたりと、大きく世界が広がります。
初心者でも上級者でも楽しめるスポーツなので、魅力溢れる海の中の世界をぜひ体験してみてください。
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