気になるスキューバダイビングガイド

スキューバダイビングができる年齢は?

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スキューバダイビングをするのに年齢制限はあると思いますか? お子さんやご高齢者の方がライセンスを取得し、ダイビングを楽しむことは可能なのか……今回はダイビングと年齢の関係についてご紹介していきますね!

ライセンスが取れる年齢って?

スキューバダイビングのライセンス取得には最低年齢が決められているんです。「NAUI」では、水深18mまで潜れる「オープンウォーターダイバー」コースの受験資格は「満15歳以上」と決められています。

さらに「(ジュニアダイバーは、10歳から受け入れ可能)その年齢に達すれば必ず参加できるということではなく、お子様の身体的、精神的な発達、成熟具合や理解度を勘案し、担当するNAUIインストラクターの判断によりご参加いただけないこともあります。」という但し書きも。(詳しくはこちら「NAUI公式サイト」)このように、Cカードを取得するには目安として10歳以上で、15歳まではジュニアの資格になるということなんです。

さらに、Cカードとは「Certification Card(認定証)」の略で、いわゆるダイビングライセンスのこと。Cカード保持者はダイバーとして認められ、世界中のダイビングポイントでダイビングを楽しめることになるのです。

ジュニアの資格からランクアップするには?

10~14歳のお子さんはまず、「ジュニアオープンウォーターダイバー」コースに参加します。ジュニアオープンウォーターダイバーを修了してジュニア向けライセンスを取得していれば、15歳以上になった時に「オープンウォーターダイバー」コースに参加。通常のCカードを取得できるのです。

もちろん、さらにその上のライセンスである「アドバンスダイバー」などへもステップアップしながら挑戦できるので、ぜひ試してみてくださいね!

ライセンス取得条件に年齢の上限はなし

スキューバダイビングではライセンス取得や、ダイビングを楽しむのに特に年齢の上限は設けられていないんです。いくつになっても海に潜れるんですよ!
「オープンウォーターダイバー」は60歳以上であればシニアコースに参加することに。中高年になってからスキューバダイビングを始める人も決して珍しくないんです。世界最年長のスキューバダイバーだったと言われるドイツの映画監督、レニ・リーフェンシュタールは71歳でライセンスを取得し、100歳を迎えてもダイビングを行って映画を作っていたほど。

専門家のサポートによって、脳こうそくなどの後遺症を持つ高齢者がダイビングを始めたという実例もあるんですよ。技術や知識さえしっかりと有していれば、スキューバダイビングは年齢を重ねてもいくらでも楽しめるスポーツでありレジャーなのです。

ただし、ご高齢者の方は健康状態に十分な注意をしてくださいね。Cカードを取得する際は病歴に関する書類を提出しなければいけないので、通院や投薬をしている人は医師による診断書が求められます。また、年齢に関係なく、呼吸器、循環器、耳鼻などに疾患のある人、妊娠中の人は講習に参加することはできません。不安のある人はダイビングの知識のある医師に相談してみてくださいね。ご高齢者の方であれば定期的な健康診断を受けることも心がけてください。

ジュニアでも、そしてシニアでもスキューバダイビングを始めて、海の中の世界を堪能することは十分に可能です。興味があれば思いきってチャレンジしてみてくださいね!

投稿者プロフィール

赤木和義
赤木和義
1979年生まれ。福岡県出身。18歳でダイビングライセンスを取得。2002年からインストラクターとして活動。今までに初級、中級ライセンスの発行人数は1000名を越す。