スキューバダイビングの基本情報

初心者向きダイビングツアーおすすめスポット

投稿者 NAUIインストラクター 赤木和義

ライセンスを取得したばかりの初心者の方は、ダイビングをする場所に悩むこともありますよね。都心からほど近い海、もしくは海外などの観光スポット……。初心者向けの潜りやすい海とは、一体どのようなところがあるのか見てみましょう!!

まずは日本の海がおすすめです

その理由とは。
海外の海には、美しいスキューバダイビングスポットがたくさんあります。ハワイやパラオなどに憧れる人も多いのではないでしょうか。
しかし、初心者がいきなり海外でスキューバダイビングをするのは、あまりおすすめできません。
不安なことや質問があっても、言葉の壁に阻まれてしまうからです。
通訳がいたり、日本人スタッフを雇っていたりするスポットもありますが、やはり、日本語を母語とするスタッフで構成されている国内のダイビングスポットの方が安心度は高くなります。
それに、いくら勉強していっても、日本国内と比べるとその国の文化や海底の様子が分かりづらいですよね。

こうしたことから、初めは、自宅に近い海から訪れてみることをおすすめします。行きやすい距離にある海であれば、慣れるまで無理なく繰り返し潜ることも可能です。
はじめは、足場が良く、波が低く、流れがゆるやかな海を選ぶようにしてみるといいと思います。

スキューバダイビングを趣味として長く楽しむためには、無理をしないことが肝心です。
まずは、初心者向けのファンダイビングツアーが行われている国内の海へ行ってみることをおすすめします。

季節は秋がおすすめです

ダイビングスーツには、ドライスーツとウェットスーツがあります。
初心者の方におすすめの季節は、秋。秋口であれば、ウェットスーツでも無理なく潜ることができますよ。
また、7月8月の繁忙期が過ぎ、訪れている人が少ないというのも大きなメリットですね。
9月頃の海は、風も穏やかで水の透明度も高いスポットが多く、美しい景色をたっぷり楽しむことができます。

ちなみに、11月~3月頃の冬の海は、1年でもっとも海の透明度が高く、最高のダイビングが楽しめますよ。
実は、スキューバダイビングは1年中楽しむことができるマリンスポーツです。

おすすめのスポットは?

国内には“ダイビングスポット”と呼ばれる場所が数多くあるんです。
その中でも、No.1スポットとして挙げられるのが沖縄の慶良間諸島(けらましょとう)。本島からフェリーに乗って約1時間程で行けるこの島は、世界中のダイバーが集まる場所でもあるんです!

“ケラマブルー”と称されている海の透明度は抜群で、天気の良い日には、何十メートル先まで見渡せるほど。サンゴ礁や色とりどりの魚たちは、まるでダイバーのためにそこに存在しているかのようなんです。
そして、慶良間諸島は、ウミガメの産卵場所になっていて、間近で海中を浮遊するウミガメを見ることができるのです。遭遇率はかなり高いと言っても過言ではありません!

他にも、沖縄本島からちょっと足を伸ばしたところにある宮古島も、ダイビングするにはおすすめの場所です。
特に、「魔王の宮殿」は人気が高いスポット。複雑に入り組んだ路を、海底に注ぐ青い光を頼りに進んでいくと、広々とした海の空間に抜けるのです。その開放感のある空間、青い光がなんとも幻想的で……。
この場所は、ダイバーなら一度は訪れてみたい場所と言われているんですよ。

スキューバダイビングは、初心者でも大きな感動を味わえる楽しいマリンスポーツです。安全に無理なく行えるよう、慣れるまでは時期や場所、サポート態勢などをしっかり確認してからチャレンジしてみてくださいね。

投稿者プロフィール

赤木和義
赤木和義
1979年生まれ。福岡県出身。18歳でダイビングライセンスを取得。2002年からインストラクターとして活動。今までに初級、中級ライセンスの発行人数は1000名を越す。