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ダイビングするなら憧れのパラオで! ところでパラオってどこ?

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素晴らしいダイビングスポットは世界にたくさんあるんですが、その中でも多くの人が声を揃えて「世界一!」と呼ぶのがパラオ! ではいったいパラオの何がダイバーたちの心を捉えて離さないのでしょう? 憧れのパラオについて、ここで詳しく学んでいきましょう!

パラオってどんなところ?

ダイビング専門誌の海外ダイビングエリア部門で、度々1位を受賞するパラオは、赤道の少し北にある300以上の島々からなる諸島国。正式にはパラオ共和国と呼ばれ、日本の真南の西大西洋上に浮かんでいます。

パラオが特に日本人で人気があるのは、以前この地が日本の統治下にあったことが理由のひとつ。第一次世界大戦の終わりから第二次世界大戦が終了するまでパラオは日本の統治領であり、多くの日本人が移民しました。そのせいか現地には日本語をしゃべれる人も多く、親日的な雰囲気が強いのです。

実際、現地のダイビングショップのほとんどに日本人スタッフ、または日本語をしゃべれるスタッフが常駐しており、言葉の心配なくダイビングを楽しむことができます。日本との時差もなく、通貨はアメリカドル。

日本からはデルタ空港が唯一の成田・パラオ直行便を定期運航しているんですが、季節ごとに日本航空がチャーター便を運航したり、グアムやソウル経由で行くルートなどさまざまな種類があるんです。

パラオのダイビングスポット

パラオは諸島を取り囲むようにバリアリーフ(海岸と並行して走るように発達したサンゴ礁のこと)が広がっているのが特徴です。その外縁やチャネル(水路)、ラグーン(サンゴ礁の内側の浅瀬の部分)の周辺にダイビングスポットは存在しているのです。

主なスポットとしては外洋に向かってV字に張り出した「ブルーコーナー」。ここはバラクーダの群れやウミガメなどを見ることができます。「ブルーホール」は水面下2~3mに開いた4つの縦穴が下のドームでつながっているという珍しいポイント!

太陽の光が海を青く染め上げる風景はとても神秘的です。内海と外海をつなぐ「ジャーマンチャネル」は高い確率でマンタが出現するスポット。他にも、壁が垂直で流れが急という過酷な環境ゆえ、ダイナミックな魚影が見られる上級者向けの「ベリリューコーナー」。水深30~45mにL字状のトンネルが開いている「シアストンネル」――確かにその説明を聞くだけで興味をそそられる唯一無二のスポットばかり! こんな優良ポイントがあちこちに点在しているのが、パラオがダイバーに愛されている理由なんですよね。

パラオで見られる海の生物とは?

多様なダイビングスポットが点在するパラオは、海の生物にとってもパラダイス。マンタ、ジンメエサメ、カジキといった大物から、ギンガメアジ、バラクーダ、オオメカマスらの大群、ひょうきんな表情がかわいらしいナポレオン、人気のクマノミ、ギンガハゼといった熱帯魚などたくさんの魚を見ることができます。さらにはイルカ、ジュゴン、マッコウクジラといった海生哺乳類に会えることもあるんですよ!

パラオは「水のあるところならどこでもダイビングポイントとなる」と言われるほどの海の理想郷。いつかはこの海に潜ることを夢見ながら、これからもダイビングを楽しんでいきましょう!

投稿者プロフィール

赤木和義
赤木和義
1979年生まれ。福岡県出身。18歳でダイビングライセンスを取得。2002年からインストラクターとして活動。今までに初級、中級ライセンスの発行人数は1000名を越す。